安倍晋三は勉強を
次の記事のオーム返しです。
時事ドットコム 11月27日 「米倉経団連会長は勉強を」=緩和強化批判に安倍自民総裁
おつむの程度が酷すぎる安倍晋三であります。
思い浮かべるのは、落語の花見酒で、花見酒と同じ程度のおつむしかない人物と見受けます。花見酒の話とは、兄弟分2人が2両で酒を1樽買い、これを1杯1貫で売れば4両の収入となり、2両儲かるとの話になった。弟分が1貫を持っていたので、それで1杯飲む。そうすると兄貴分に1貫が渡るので、今度は兄貴分が1杯飲む。結局、酒1樽が全て売れたが、手元に残ったのは、1貫だけ。4両残らないどころか、元手の2両さえ残らなかった。
花見酒の話は、数量に樽やら貫が出てきてややこしいのですが、そこが経済計算に誤解を生む原因になっている伏線もあり、勘違いは大間違いの始まりになるようです。花見酒レベルでの誤解・間違いは笑い話で済むが、年間数10兆円の話になると、誤解・間違いでは済まされません。
1) 日銀に国債を引き受けさせることとは
昔だったらお札を印刷するとなるのですが、今だったら預金口座の残高が増えることです。但し、政府の銀行口座の預金残高が増えるのであり、国民の預金残高が増えるのではありません。
2) 公共工事の支出増加
政府が例えば年金財源に、その増えた預金を使えば、国民の間で、猛烈な不公平が生じます。一方、全員に公平に配分・バラマキすれば、実は、国債発行をしなかったことと同じです。そこで、公共工事に支出すればどうかであります。公共工事とは、インフラであり、必要なインフラであれば、完成後にそのインフラが活用されて生産(付加価値)の増加につながる。しかし、不必要なインフラであれば、負債だけが残る。(資産と負債が同額、同時に形成されるが、不良資産であれば負債のみとなる。)
3) 日銀が引き受けた国債は償還しないとしたならば
まさに究極の一手です。しかし、全体で考えれば、使える金である銀行預金は増えているが、物は何も変化していないので、インフレあるいは高インフレとなります。この場合、単純に全てが、同じ率でインフレとなるなら、皆損得なしとなるのですが、現実には品目によっては、インフレ率に相当の差がでると思います。高度成長期のインフレは、物価は上がるが、給料も上がった。予測は難しいですが、給料は上がらず、物価はどんどん上がるという状態も考えられます。失われた20年の間、企業はリストラや人件費カットをして生き延びてきたのであり、物価上昇なので給料を上げるとの方向に進むより、原材料その他の仕入れ価格が上がるので、リストラや人件費カットと行かなくても、据え置きの方向は十分考えられると思います。
4) アヘンと麻薬
安倍晋三は、アヘンや麻薬の売人みたいと思います。公共事業を増やせばその分ゼネコンへ行く金は増え、ゼネコン周辺にもお金が回っていきます。GDPとは、減価償却のない計算なので、公共事業費はそのほぼ全額あるいはそれ以上支出時のGDP増加につながります。しかし、その後は、増加した国債の利払いと償還に苦しみます。そして、インフレ傾向になったとたん、利子率が上昇します。その結果、新規国債は高利率でないと発行できず、発行済み国債は大幅値下がりが発生します。その結果、銀行等金融機関は郵貯銀行を含め大幅赤字を計上し、メガ銀行でさえ、国際業務からの撤退が考えられ、日本大不況が始まる恐れがあると思います。単に目の前だけを見て判断をする、せざるを得ないのはアヘン・麻薬中毒になっているような気がします。日銀引き受けという麻薬を味わってみたい人は別ですが。
あまりにも酷すぎるので、書きました。
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