いたずらに不安を煽る報道は好きではない
そのように感じたのは、次のNHKニュースです。
この中に、「2025年までの15年間に増える75歳以上の高齢者の数は、最も高い埼玉県で2倍、千葉県で1.92倍、大阪府で1.81倍、愛知県で1.77倍、東京で1.6倍などと、都市部で高齢化が急速に進み」とある。
私の5月18日の超高齢化社会の都道府県比較では、75歳以上の人口が各都道府県で全人口に対して占める割合を表にした。2010年と2040年を比較すると千葉県が9.05%から20.44%へ、大阪府が9.51%から19.75%へ、愛知県が8.90%から17.55%へ、東京が9.38%から17.38%である。75歳以上の人口割合では東京都の17.38%が一番低い。逆に最高は秋田県の28.45%が一番高い。
75歳以上の人口の増加予測を現在の人口に対して何倍になるかで計算するとNHKの数字になるはずである。しかし、増加は大都市圏に限られているのではない。むしろ、現在高齢化率の低い地域が高い地域に追いつくのである。高齢化社会とどう対応していくのかは、様々な対処方法がある。地価の安い地域に、医療施設、看護施設、介護施設、高齢者住宅を多く設置し、高齢化対応をしていくことも考えられる。逆に都市部の対応に終われて、税金を都市部のみに集中して、地方がおろそかになってもいけない。合理的な対応をしなくてはならない。
冷静に様々な面からも考えるべきである。NHKの表現が全体像を見据えずに部分情報で不安を煽る懸念がないか心配になり書きました。
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