東京電力福島第一原発の事故当時の所長吉田昌郎氏
東京電力福島第一原発の事故当時の所長吉田昌郎氏は、食道ガンにより7月9日に死去され、8月23日に告別の会が執り行われた。
吉田昌郎氏に関して、門田隆将氏が『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP)を書いておられる。私も、門田隆将氏が著した本を未だ読んでいないが、門田隆将氏が吉田昌郎氏から取材した内容等について、次のWebで少し知ることができるので紹介をします。
現代ビジネス 8月19日 東電・吉田昌郎(元福島第1原発所長)さんへのレクイエム 「あの時、確かにひとりの男がこの国を救った」 ありがとう、そしてお疲れさまでした
BLOGS 月刊誌『Voice』 【福島原発】<追悼・吉田元所長> 社命に背いて日本を救った男の生き様〔1〕―<対談> 田原総一朗×門田隆将 [2]はこちら
私が変に感想を書くより読んでいただいた方が、誤解を生むこともないと思います。
私としては、当時2011年4月に福島第一原子力発電所事故の背景や福島第一原子力発電所ベント遅れの他の可能性そして菅首相と福島原発ベント遅れの関係を書いたことを思い出します。間違っていたこともあるが、やはりと思う部分もある。吉田昌郎氏が、福島第一原発所長であったことが、やはり幸いしていると思います。ありがとうございましたとお礼を申し上げたい。
東京電力福島原発問題と題するブログを書き、その続きが吉田昌郎氏に関するブログとなったのですが、設計外や予想外の事態に対しても対応できるのが人間であり、その能力が高い人が優秀なのだと思います。逆に、トンデモない人が首相になってしまい、その結果生じる被害もあり得る。そんなリスクさえも考慮に入れて対応策を考えておかねばならないのだと思います。それからすると、内閣総理大臣を原子力災害対策本部長とすることを定めている原子力災害対策特別措置法(17条)等は再検討が必要であるように感じる。
| 固定リンク
コメント