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2013年12月11日 (水)

雪国まいたけの有価証券報告書虚偽記載は課徴金2250万円

雪国まいたけの有価証券報告書虚偽記載について証券取引等監視委員会の課徴金納付命令勧告は2250万円であった。

日経 12月10日 雪国まいたけに課徴金2250万円 監視委が勧告

証券取引等監視委員会の発表は、ここにあります。

証券取引等監視委員会の発表の「3.課徴金の額の計算」に2250万円の課徴金の計算内訳が書いてあります。13億円の虚偽記載に対して、課徴金は2250万円です。少ないと見るか、訴訟もあり得るかも知れず、課徴金のみで済む訳でもなく又支払いが不可能な額を徴収することもできず、よく分かりません。

当第2四半期連結会計期間の第2四半期報告書は、虚偽記載を訂正済みの正しい財務諸表を雪国まいたけは発表しています。その報告書によれば、2013年9月末の連結純資産額は4億2400万円です。しかし、株主が払い込んだ実質の資本(資本金と資本剰余金の合計から自己株式を差し引いた金額)は23億5300万円です。これに累積損失である利益剰余金のマイナス15億1400万円を差し引くと2億3100万円になります。13億円の虚偽記載は、この会社を評価するにあたり、誤解をあたえる金額であったと思います。

11月6日に雪国まいたけ事件から学ぶべきことを書いたことから、今回の証券取引等監視委員会の課徴金納付命令勧告について少し書きました。

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