非難集中のNHK会長人事
本日3月20日の参議院予算委員会で民主党の小川敏夫議員は、NHK籾井会長が自分を除く全理事から辞表を取り付け、今も保管していることの問題を取り上げてた。
3月9日のブログでも書いたが、辞表を書かせて、それを上司があずかるなんて、超ブラック企業 であり、そんなことを要求した人物には即刻その職を辞職させるべきであり、それを黙って見過ごしている周囲も同罪であると考える。NHKの理事や経営委員とは、一般常識や法の基礎概念をまったく理解しない、また組織を管理・運営することができない人物が揃っていると思う。
本日の参議院予算委員会の籾井会長の発言においては、人事権は自分が持っており、辞表を書いてくれた理事の意向を尊重して、預っている。任意的に書かれた辞表であるので、有効であり、籾井が判断すれば、いつでも辞めてもらえる。これが人事権であるとのようなことを述べていた。小川議員は、放送法により理事を罷免する権限は会長にはなく、辞表は返却すべきであると述べていた。
もうひとつ、おもしろいのは、3月14日の参議院総務委員会における共産党吉良よし子議員のNHK籾井会長問題に関する質疑であり、籾井会長の選任取り消しを求めていたのであるが、その際、吉良議員はNHKに対する視聴者からの籾井会長に関する意見が32,300件寄せられており、過去最大と述べていた。不満意見について、NHK上滝理事は、平成16年7月に判明したチーフプロデューサーによる不正経理事件での視聴者からの不満意見5,800件が記録に残る限り最大と答えていた。
上記いずれの委員会も(本日20日現在)議事録はまだアップされておらず、参議委員TVで視聴せねばならない。但し、吉良議員の質疑の一部は、次のしんぶん赤旗の記事が触れている。
しんぶん赤旗 3月15日 NHK問題 国民の声聞くべきだ 吉良氏 籾井会長の罷免要求
やはり、私以外にも多くの方が、籾井会長はふさわしくない人物であると考えておられる。
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