高すぎる再生可能エネルギーの発電買い取り価格
次のニュースがありました。
日経 9月30日 再生エネ優遇見直し必至 経産省、家計負担1割増も
業者の言い値で買い取る制度で始まった。馬鹿が法律をつくると、どうなるかのお手本だと思っている。価格は市場原理で決定されるべきである。技術革新は、市場競争によりそのスピードは増すのである。ところが、一定価格で、電気事業者が再生可能エネルギーによる発電電力を購入することを義務付ける法律が作られたのである。その上、それまであった、RPS法という再生可能エネルギーの促進法を廃止したのである。当時の私のブログは次であった。
このWebに次の表がありましたが、日経にある日本での価格の太陽光1キロワット時あたり32円、風力22円は、1ドルを110円で計算しても、下の表なら太陽光14円、風力9-22円ですから、日本が以下に馬鹿高いか。その分が、国民と産業の負担になっているかが分かります。その負担は、太陽光や風力の業者の懐に入っているのです。
Power Plant Type | Cost $/kW-hr |
Coal | $0.10-0.14 |
Natural Gas | $0.07-0.13 |
Nuclear | $0.10 |
Wind | $0.08-0.20 |
Solar PV | $0.13 |
Solar Thermal | $0.24 |
Geothermal | $0.05 |
Biomass | $0.10 |
Hydro | $0.08 |
(Adapted from US DOE)
そう考えると、次の記事も納得です。
新規買い取りのみならず、現行の買い取り継続中の設備についても、固定価格を法律で廃止して欲しいと思います。投資にはリスクがある。それ故に、技術革新が生まれ、発展する。現在の制度は、再生可能エネルギーの導入が進めば、進むほど、人々が貧しくなり、再生可能エネルギーに係わる業者が豊かになる変な制度であるのですから。
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