タカタエアーバッグの欠陥の今後
タカタの株価は10月20日頃から、それ以前の2500円程度から急落し、一時は1000円近くに落ちたものの、最近はまた1300円程度で推移している。ところで、そもそも、タカタのエアーバッグは安全なのかと考えると、やはり欠陥商品であるように思えてきた。
タカタのエアーバッグを欠陥商品であるとする根拠は、11月29日に書いたブログタカタの欠陥エアーバッグで紹介したNY Timesの記事が書いていた硝酸アンモニウム(ammonium nitrate)の原因の可能性について、タカタが何のコメントも反論もしていないからです。
NY Timesの記事は長文の英語であり、読むのに苦労する面があるが、本日の東洋経済の記事タカタがエアバッグに使う火薬は安全なのかは、硝酸アンモニウムの危険性について東京大学工学系大学院教授堀恵一氏に聞いたとして、堀氏のコメントを掲載している。その中で、興味あるコメントは、タカタ以外のエアーバッグメーカは硝酸アンモニウムではなく硝酸グアニジンを使っており、硝酸グアニジンは転移がないので、このような問題を考える必要がないとのことである。
更に12月9日のNY Timesのこの記事は、タカタがタカタエアーバッグの特許申請書類において膨張剤が不安定であることを記載していたと報道している。なお、タカタの特許申請は不安定な硝酸アンモニウムの使用にあたっての安定化に関する特許であったのであった。しかし、硝酸アンモニウムの危険性を完全に除去するものではなかったのであろうと思う。
今後、どうなるのであろうか?タカタは消滅するのみか?
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