記憶は思考の邪魔になる
『記憶は思考の邪魔になる 「覚えない頭」の作り方』と題した記事が日経にあり、すぐに眼にとまりました。
日経 2月21日 記憶は思考の邪魔になる 「覚えない頭」の作り方
私の場合は、全く同感です。記憶に頼るよりは、実際に調べて考える。頭は、柔軟にしておいた方が、アイデアが次々と浮かんでくる。浮かんできたアイデアを、正しいか、有効か、採択すべきか考える。思考する過程で、間違いに気づいたり、新しいアイデアやヒントが浮かんだりする。固定概念にとらわれると、新しいアイデアが浮かんでこない。「記憶は思考の邪魔になる」とは、すばらしい格言だなと思いました。
学校教育とは、子供たちのすばらしい能力をぶち壊し、将来の可能性を否定し、日本と世界を惨めにする教育ではないかと思います。世の中に出たら、記憶なんて、クイズ番組に出場する時ぐらいしか役に立たないように思います。現実の世の中の競争は、平気で人の足を引っ張り、踏みつけにしたり、スキを見て気づかれずに行動したりと過酷なものです。邪魔になる記憶は捨てて、思考で競争し、勝負をするのが、実は勝ち組になる方法ではないかと思います。
思考をしていれば、負けて落ち込むことはないように思います。多くのパターンが思考に組み込まれているし、常に今後のことが思考に含まれるからです。認知症になり、記憶能力が弱くなっても、気にする必要はないように思えます。思考能力があれば、こと足りるように思えてきますので。
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