医療費の総額推移
2月18日に次のニュースがあった。
日経 2月18日 医療費の伸び鈍化 14年4~9月1.4%増
日経記事には「公表データは医療費の伸び率だけで、実額は明らかにしていない。」と書いてある。しかし、これではよく分からない。実は、厚生労働省保険局調査課が医療費の動向調査を実施し、結果を公表している。このページのリンク先から実額が記載されている調査結果がダウンロード可能である。
平成19年度からの医療費総額の推移をグラフで表したのが、次である。なお、平成26年度分は4月~9月の半年分を2倍にして予想数字とした。
GDPと対比することにより解りやすくなることから、次のグラフを作成した。
棒グラフ推移で医療費とGDPを比べると形がずいぶん異なることに気づく。下のグラフの右目盛の増加率は一番下がマイナス6%であり、ゼロは少し上にあり、見づらいが、医療費の増加が常にGDPの増加を上回っていた。平成26年度においてこれが、どうなるか注目すべきかも知れない。高齢化社会と医療の高度化を考えると、GDP増加以上に医療費が増加すると予想するのが正しいと思う。
| 固定リンク
コメント