リニア中央新幹線に政府は一切の支援をするな
とんでもない話と思いました。
日経 5月26日 リニア大阪延伸、最大8年前倒し 政府・JR東海が調整
政府は長期低利融資でJR東海の資金調達を支援なんて、最低である。リニア新幹線とは必要性が全くない遺物である。
有料会員限定となっているが、日経記事には「東京―名古屋の建設費だけで5兆5000億円に上る見込みで、JR東海は銀行借り入れや社債発行で自力調達する予定だ。」とあり、「大阪まで延伸することで総事業費は9兆円規模に膨らむ見込みだ。」と書かれている。
まず大阪ー東京間にリニア新幹線を9兆円かけて建設する意味などない。もしするなら全額大阪府や大阪市の独自の税金を投入すべきである。国民のお金を使ってはならない。通常の頭がない一部の大阪人・関西人にすべての金を払わせるしかないと思う。
JR東海は銀行借り入れや社債発行で自力調達すると言っても、これについては疑いがある。5兆5000億円も返済が可能かと言えば、JR東海の旅客運輸収入は2015年3月期1兆2431億円であるが、このうち1兆1434億円が東海道新幹線の旅客運輸収入であり92%が東海道新幹線からという極端な会社である。ちなみに決算説明会資料によれば、2016年3月期の運輸収入は1兆2947億円であり、営業利益5576億円、経常利益4905億円、当期純利益3266億円である。リニア中央新幹線が運転をしても、現在の東海道新幹線と競合する部分があるので、収入は微増と予想される。
国民は、リニア中央新幹線のリスクを負っていると認識すべきである。そして、リニア中央新幹線とは使い物にならない不良資産となるリスクがあると認識すべきである。国民のリスクについては、JR東海は倒産させることができないのである。現在の東海道新幹線の運行を継続せざると得ない。かつての日本国有鉄道の話より悪い不良資産を将来の子孫に残すリスクがあるが、誰も真剣に考えない。
産経 5月12日 リニア新幹線中止求め来週提訴 沿線住民ら700人超「南アルプス破壊や残土大量発生」と主張なんてニュースがあるが、地震や火災といった事故発生時の乗客の安全対策には問題があると考える。事故が起きて多くの人が死亡して、誰も乗らない不良鉄道が残る。福島原発事故から何も学ばない日本人が多いように思える。事故を防ぐには、経験や実績のない設備は極力避けることである。磁気浮揚でトンネルばかりは、事故の元である。従い、輸出は絶対無理と思う。
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