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2016年6月29日 (水)

名古屋市の子宮頸がんワクチン調査結果を分析するとワクチン接種に問題はなし

次のNHKの報道タイトルは悪魔の言葉と思います。

NHK 6月26日 子宮頸がんワクチン調査 名古屋市が結果を事実上撤回

名古屋市の次のWebが子宮頸がん予防接種調査についての調査結果報告のページです。

2016年6月22日 子宮頸がん予防接種調査の結果を報告します

名古屋市も簡単にはたどり着けないページに置いており、しかもpdf形式であり、データダウンロードができないようにとNHKみたいです。但し、NHKのように前回の調査結果を撤回とは言っていないので、誤解しないで下さい。

本当のところはどうなのか、pdfをエクセルに入れて分析してみると、子宮頸がん予防接種を受けた場合と受けない場合で差はありません。

2015年9月に名古屋市が実施したアンケート調査では30,793人から回答を得た。接種の有無が不明な人が514 人いるので、30,279人の回答が分析対象となります。このうち、ワクチン接種を受けた人は21,034人で受けなかった人は9,234人であり、69.5%がワクチン接種を受けた人の割合です。

アンケートでは24項目の質問を行い、そのような症状があるか、ないかを尋ねたのです。

私の分析結果は次です。

Nagoyacervcancerreport2jpg

接種を受けた人が21,034人で、受けなかった人が9,234人なので、受けた人と受けなかった人それぞれの中で、症状があると回答した人の割合を計算しました。表の中で差と書いてあるのは、接種を受けた人から受けなかった人のその症状があると答えた人の差ですあり、プラスは接種を受けた場合に、その症状が多いことを意味します。

プラスもありマイナスもあるのですが、このアンケート結果で子宮頸がんワクチンにリスクありと判定することは間違いと考えます。

2013年6月19日に子宮頸がんワクチンについてというブログを書き、その中で次のグラフを掲載しました。子宮頸がんワクチン接種も他の予防接種と同様にリスクがゼロではないですが、リスクよりも期待利益の方が大きいと考えます。若い頃からガンになる率が高いのが子宮頸ガンです。ワクチンを接種し、検診を受ける。それが大人の生き方であり、マスコミに惑わされずに事実を正確に把握し、理解することが重要です。

Cervical_cancer2013d

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