マーティン・ウォルフ氏のFT社説
日経が『せめぎ合う民主主義と世界秩序』として7月24日にFinancial Timesに掲載されていたマーティン ウォルフ氏のFTの社説を載せていた。次です。
私なんかは、このような意見に共感を覚え、賛同します。興味ある方は英語の原文も読むことをおすすめします。英語の記事は、次のリンクにあります。(タイトルも日付も、日経訳文と少し異なっているが、これです。)
FT COM July 19, 2016 Global elites must heed the warning of populist rage
英語で読むのも、おもしろいものです。日経での第3パラグラフの「これらの政策はまがい物だ。」は、原文では”The remedies they offer are bogus.”となっている。最後の文章の締めくくりの部分は、日経では「しかし、失敗は許されない。我々の文明そのものが危険にさらされているからだ。」となっているが、英語での以下の表現の方が、私にはやさしく聞こえると同時に、勇気を与えてくれそうな気がします。
It is not going to be easy. But failure must not be accepted. Our civilisation itself is at stake.
マーティン ウォルフ氏は、5つの政策について書いているが、その通りで、これも英語がおもしろい。第5の政策を日経記事は「扇動政治家」と訳しているが、原文は” the quacks”となっており、ヘイトスピーチをする人達も含んだ幅広く扇動家であると私は考える。
日本においても金融政策や公共投資政策に過度に依存しないで、人々が昨日より明日が豊かになることを目指す政策を考えて、実施すべきです。
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