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2016年7月15日 (金)

オプジーボに関連して(若者も大切にすべき)

薬剤の費用のみで年間3500万円も要するオプジーボに関してこのブログで、色々書きました。

あと一つ、付け加えたいことがあるので、書きます。

それは、若年者、若者に対する配慮です。即ち、高齢者を優遇するあまり、若者を粗末にし、若者の犠牲の上に成立しているのだとすると、問題であると思います。

病気になると、医療保険で治療が受けられる。現在入院日数の短縮化に向かっている。高齢者の場合、退院しても年金が受給できる。一方、年金受給前の人は、企業の厚生制度が整っている場合は別として、退院しても現職復帰ができないことも多いと思う。職を失うことも多い。一方、体に無理をかけられないことも多く、その前に、療養期間中は無収入となってしまい、回復期も低収入となることも多いはず。医療保険・健康保険は治療費以外の支出をカバーしない。

厚生年金や国民年金は障害年金の制度があるが、障害状態と認定されないと年金受給の対象とならない。医療保険でなくても良いので、何とかならないかと思うのです。財源がなければ、○○歳以上の高齢者については、年間一千万円を超える部分の医療費は高額医療費給付の対象としないと言うような仕組みを制度とし、この制度により生み出される財源を若者を含め現役勤務者が治療により勤務が困難となった場合の休業補償を一部補填する保険制度を創設できないかと思うのです。オプジーボを含め高額医薬品を保険対象とすることに対する若者や現役勤務者に対する配慮です。

最後に、5歳刻みの年齢層別年間医療費(平成25年度)を厚生労働省の医療給付実態調査(平成25年度)から作成したので、掲げます。

20167medinsu4

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