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2016年9月11日 (日)

河上肇氏の貧乏物語から100年

朝日新聞天声人語が「大阪朝日新聞での連載開始から、あすでちょうど100年になる」との文を掲載していた。

朝日新聞 9月11日 天声人語 100年目の貧乏物語 (冒頭のみ)

若かった昔、河上肇氏の貧乏物語を読んで、経済学に一層の興味を持った。何故貧乏人が存在するのかと分かりやすく書いてある。経済を分析するには貨幣価値以外の基準も大切であることを教えてくれた。

そして、貧乏をなくすることは可能であるとの結論があった。勿論、簡単なことではない。自分の前世の悪行が、先祖のたたりがと言うような非論理的な考えから解き放たれることの重要性である。

100年前と比べて日本における貧乏は減少した。しかし、社会の格差が拡大しつつあるように思えるし、それ以上に低所得者層が取り残されつつあると言うべきか、豊かさから遠くなって行っているような気がする。全くの暗闇と言うわけではないが、河上肇氏の貧乏物語が力づけてくれた貧困問題への取組に対する勇気を思い出して、微力でも何かしたいなと思います。

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