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2017年6月17日 (土)

政治家の堕落?選挙民の堕落?

堕落なんて言葉は使いたくないが、「奇策で幕切れ」なんて言われると、誰が悪いんだと言いたくなります。

日経 6月16日 「共謀罪」法 奇策で幕切れ 「中間報告」与野党思惑入り組む

一般国民の活動や言論を制約しかねない慎重な検討を要する法案で、与党の自民、公明両党が委員会採決を省略し「中間報告」でいきなり参院本会議での採決なんて、けしからんと思う。

加計学園問題の怪文書発言の撤回(この記事)をする前に、自民党はなんとしても共謀罪法は通したかったのか、公明党は秋野公造参院法務委員長が巻き込まれずに、うまく都議選に持ち込みたかったのか、訳が分からない状態である。

おもしろいのは、このハフィントンポストの記事である。日本とは、バカが住む国である。

民進党も、何をしていたんだろうかです。国民運動を作り上げることはしなかった。或いは、せめて国民との対話集会や党の支持者との対話集会を開いて、法案の具体的な内容のどこがまずいのか、議論をすべきであったが、私はしていたとは思わない。

でも、最終的には、こんな議員しか選ばなかった国民が一番バカなのだと言われても、反論できないと思う。選挙制度を変えなくては、良くはならないと思う。一人だけを当選させる小選挙区制の弊害はあまりにも大きいと思う。まじめに政治を語るより、党の公認を得て、選挙民をごまかして当選するのが賢いやり方で、そんな変なやり方が、まかり通る嫌な社会になってしまったと思う。

ところで、このNikkeiBP(FT)の記事 6月16日 英国のEU離脱交渉は今やお先真っ暗もおもしろかった。英国はEUに依存しないと経済も成り立たない。EUから本当に離脱すると沈没する。EU依存は続けざるを得ないが、EUに対する影響力は極めて小さくなってしまった。そもそも、EU離脱なんて不必要な国民投票を実施し、更に総選挙を早めた結果、国内の混沌を深めてしまった。

どうも堕落があちこちであるようで。

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