どこへ行く民進党
代表選があと1週間の9月1日投開票であるが、民進党は、これからどうなるのだろうかと思ってしまう。
朝日新聞が仙谷由人氏と同社記者との対談を掲載していた(ここ)。その中に次のような部分があった。
―解党せずにどうやって立て直しますか。
「まずは、党のガバナンス(組織統治)。その具体的な方策を示すことが大事だ。それに、ネットワーク作り。地べたの勉強も重要だが、有識者ともつながらないと。学者、マスコミ、官僚、経済界、労働界、自民党の政治家。彼らの知恵や技を盗む発想がないといけない。彼らと飯を食えばいい。だが、官僚に『民進党議員から勉強会を作って欲しい、と誘われるか』と聞いても『ほとんどない』と。せっかく、大臣や副大臣をやったというのに」
「有識者ともつながらないと。学者、マスコミ、官僚、経済界、労働界、自民党の政治家。彼らの知恵や技を盗む発想がないといけない。」と述べている部分は、私は、議員・政治家として最も重要な事と考える。議員・政治家は、大きな権力を持っている。だからこそ、有権者や様々な人たちとコンタクトを保ち、様々な知恵や発想を得ていなければならない。
民主党は、政権に就いたら、独裁政治をしていた記憶が私にはある。政権交代で政権を取れば、前政権のした事のほとんどを否定していたように思う。謙虚にならないと、人から支持を受けなければならないと思うのだが。
結局は、小選挙区制の結果であると思う。民進党は、今回の代表選後解党に向かう可能性があると思う。そうなった場合、どのように立て直すのか?小選挙区廃止を推進する運動を起こして、誰もが自由に、自分の意見を出して、政治に参加するという運動を拡大していって欲しいと思う。
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