日本は戦争をしない憲法を守り続けるべき
日本国憲法第9条に第3項を追加するなんて案が、ささやかれたりしていますが、小細工ではなく日本人は何を考えているかと本質を考えさせられたのが、次のNHKの若い世代に聞いてみたという調査結果でした。
世論調査 平和って?戦争って?若い世代に聞いてみた(NHK News Webスペシャルコンテンツ)
この調査にある「いま、日本が他の国から侵略を受けて戦うことになったら、あなたはどうしますか」に対する若者の回答結果(次)です。
「自衛隊に参加して戦う」と答えたのは、18・19歳は4%で、20歳以上は3%です。「海外に逃げる」や「その他」と「無回答」を除外して割合を考えても、18・19歳は5%、20歳以上4%である。
みんな戦争したくない。本音は、「自衛隊や米軍が戦ってくれて、平和を守って欲しい」である。すごく平和な考え方である。でも日本人って、そうなのかも知れないと思う。江戸時代は武士が命を張って平和を守る役目を負っていた。
日本は戦争をできない国である。従い、しない国を目指すべきと考える。そう考えると、憲法第9条を変にいじるより、現行のまま維持する事がよいと考える。議論はしても良い。しかし、一方で、戦争をするのは、自衛隊であり、自分はしないなんて考え方は、論理的に変に思う。それなら、傭兵で戦うのかとなるが、傭兵に裏切られたら、どう対処するのかも考えておかねばならない。
米軍は傭兵より頼りになると思うが、究極の所は、日本のために犠牲になれるかとの疑問は存在する。例えば、手を引かねば、本土を攻撃するとの脅しがあったら、米国人世論はどうなるのだろうか。
日本語で言えば、外交重視となるが、Internation Relationsを重要視する事である。かつての時代におけるIntenationa Relationsとは軍事同盟を結び、攻めてきたら、共同で防御するという協定の結びっこであった。「おんな城主直虎」みたい。しかし、現代は異なる。イラクのサダムフセインの失策は、孤立政策の結果と思う。内戦状態の国は多くある。内戦状態の原因は国内の制度・体制・政治に起因する。また、防衛力や軍隊ではないが、一方で軍が誰を支持するかや、軍内部の分裂や争いが関係している場合もある。
日本の現状を考えれば、憲法9条の維持、良好なInternation Relationsの維持、ならびに誰もが自由に参加できる政治体制の維持が重要である。
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