韓国のセウォル号沈没の原因究明
NHK BS3で『アナザーストーリーズ「セウォル号沈没事故~生死を分けた101分~」』(これ)の放送があり、録画して見た。再放送は、4月23日(月) 午後11時45分からの予定。
このNHK番組を見て思ったのは、何故304人もの多くの人が犠牲になったのか?ずっと多くの人を助ける事ができるはずが、と言う事である。このHUFFPOSTの記事(2016年03月10日)のように救助に来たのが小型警備艇だったので、乗客を捨てて逃走したということは被害を大きくしたのだろう。8時49分にセウォル号が傾いてから、10時30分に沈没するまで101分間あったのであり、この間に相当多くの人を救助できたと思うのである。解明すべき事項はあまりにも多い。
積載していた救命ボートは使われなかった。使う余裕が全くなかったのだと思う。ところで沈没原因は何であるのか、その究明が為されなくてはならない。過積載ならびに貨物やトラックの不十分な固縛による傾斜荷崩れによる復元力の低下は2015年4月18日の私のブログに書いたようにあった。しかし、これだけで、こんな簡単に転覆はしないと思うのである。さて、次の産経ニュースであるが、衝突が原因となった可能性を調査するとある。
産経ニュース 4月16日 セウォル号、衝突の可能性 沈没4年、原因解明妨害も
このブログは、2014年4月20日という16日の事故直後に書かれているが、潜水艦との緊急時衝突回避行動が原因の転覆・沈没事故の疑惑ありとした人がおられた。2015年4月18日の私のブログは30度位に傾斜すると、過積載や荷崩れにより転覆する可能性があるとしたが、30度に傾く原因は一体何故だったのかが不明である。
このニュース(4月14日)は、左舷のフィンスタビライザーの船尾から船首の方向へ、水中物体によって衝撃があった可能性を述べている。何が、沈没の原因か調査・究明が必要である。なお、フィンスタビライザーとは次の写真の赤丸の部分(ヒレ)であり、船の横揺れ低減が目的である。(この写真は右舷側)
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