朝日新聞の耕論「世界史の中の朝鮮戦争」はおもしろかった
本日6月6日付け朝日新聞の耕論「世界史の中の朝鮮戦争」は、菅英輝さん、朱建栄さん、山本昭宏さんの3人のインタビュー記事で、ふっと思わせる指摘があり、私はおもしろかった。朝日新聞の耕論は、有料記事であるが、無料会員の登録で1日1記事が読める記事として扱われていると了解します。
朝日新聞 6月6日 (耕論)世界史の中の朝鮮戦争 菅英輝さん、朱建栄さん、山本昭宏さん
私がおもしろいと思った部分は、例えば次のような、指摘です。
菅英輝さん
日本は日朝国交正常化に向けた努力を続けておくべきでした。ところが、米国の圧力路線に同調してきただけで、気がつくと協議の枠外に置かれています。イニシアチブを発揮している韓国とは対照的です。
朱建栄さん
米朝首脳会談を契機に朝鮮半島の非核化が実現し、休戦協定が平和協定に変わることを中国は支持します。そうなればTHAADの配備も、米兵約2万8千人の韓国駐留の根拠もなくなります。中国は平和協定の先にそうした変化を見通しています。
山本昭宏さん
戦後の「平和」の矛盾を直視する機会にすべきだと思います。「基地国家」でありながら「平和国家」を自任するという、朝鮮戦争が作り出した二重構造を再考する時期に来ています。
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