この朝日の記事って最低と思った
大新聞社を見下すなんて、私はそんなに偉くはないが、それでも酷いと思った。次の記事です。
朝日 11月28日 救急車で大学病院へ、軽症でも8割で追加料金徴収せず
話の本題の前に制度を理解しておかなくてはならないが、次の厚生労働省のWebにある「紹介状なしで大病院で初診を受ける場合は5,000円以上の負担が発生する。」制度です。但し、救急患者の場合等は、徴収の対象外となる。
記事に戻ると、『救急車を利用すれば支払わずにすむ例が多数あることが、朝日新聞の調査で分かった。・・・・8割以上が、軽症の救急搬送患者からとっていなかった。このままでは救急車の不適正利用が増えると心配する声もあがる。』の意味はなんでしょうか?
「軽症の救急患者」って、私は日本語がおかしいと思います。ちなみにWikiはこの冒頭部分で救急医療を、「人間を突然に襲う外傷や感染症などの疾病、すなわち「急性病態」を扱う医療」と説明しており、救急患者に軽症者なんていない。頭のおかしな記者が書いた文章だと思うが、会社自身がおかしいのかな。
朝日の記事を更に読むと『ある大学病院を受診しようとした患者は窓口で言われた。直後、病院の敷地を出て救急車を呼んだ。救急隊員に付き添われて再来院すると救急患者扱いとなり、負担は求められなかった』との文章がある。これって犯罪にならないのかなと思う。すなわち、病院には自分で来ることができた。しかし、金の支払いを求められたので、門の外で救急車を呼んで病院で治療を受けた。淡々と記事が書かれているが、こんなことが許されて良いんですかね。記者は、この患者を告発すべきと思います。
救急車の不正利用のことを書いているが、不正利用はどれぐらいの率なのだろうか。それをなくするには、どうすべきかが重要であるが、そこに焦点は行っていない記事である。
不適切な救急車の利用については、タクシー料金の10倍程度以上の搬送料を徴収すれば良いと考えるのだが、朝日の記者は、何も考えはないようである。何も触れられていない。医療制度や医療体制に関わることであり、放置すると我々が適切な医療を受けられないようなことになりかねない。
#7119ってご存じでしょうか?東京都(東京消防庁)の「#7119救急相談センター」のWebはここにありますが、救急車を呼んだほうがいいのか等の電話相談センターです。このような救急相談センターは必要だと考えるのですが、実施状況は次の地図でしめした所に限られている。普及が進まないのは、看護師を常駐させておく予算がないからと聞きました。馬鹿新聞も#7119の普及を促進するようなことを書くのが重要と思います。
茨城は最低・最下位だと宣う人たちがいたように思います。でも、茨城は県全域が赤色になっており、#7119が使えるとってもすばらしい県です。
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