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2019年12月 6日 (金)

河川堤防の越水・決壊(越水しても決壊しない堤防)

Diamondオンラインに次の記事があった。

Diamond Online 12月3日 台風19号の堤防決壊は防げた?実績ある対策を「封印」した国交省の大罪

 安価な「耐越水堤防」の建設を推薦している。即ち、河川が流れている側とは反対の堤防の裏側を越水しても越流水によって浸食されにくいように、「裏のり」を遮蔽シートやブロックなどで覆って強化し、「堤防の最上部(天端〈てんば〉)」と「裏のりの最下部(のり尻)」も洗掘されないようにする改造案である。

なるほど、その通りである。堤防の高さは変わらないので、堤防より河川水位が上回れば、水害の発生の阻止までは出来ない。しかし、決壊しないのなら、氾濫して流れ出す水量も大きくはない。避難時間も確保できる。千曲川が氾濫・決壊・越流した長野市穂保地区でも、堤防が流されてしまった。堤防からの越水は防げなくても決壊に至ることは避ける。重要なことと考える。


そこで、その長野市穂保地区の千曲川堤防復旧工事は、本復旧において「耐越水堤防」の建設になったとのことである。

日経 12月4日 長野の千曲川堤防調査委、決壊した穂保の堤防、補強して復旧へ

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