東京外かく環状道路(関越~東名)は、どうなるの?
2020年10月18日に東京都調布市東つつじケ丘の住宅地で、東京外かく環状道路(関越~東名)のトンネル工事の直上の市道が陥没した。そこで、東日本高速道路が陥没箇所周辺の地盤調査を実施していたところ地中の空洞を確認したと11月4日に発表があった。
NHKニュースは、ここ にあります、また、 東日本高速道路 の発表はここ にあります。
NHKニュースの画像には道路トンネルの位置が表示されており、空洞はトンネル直上であります。
子どもの頃、砂山でトンネル掘って遊んで、崩れることは常であった。大深度地下トンネルが大丈夫というのは、神話に過ぎないのではと思う。本当に大丈夫であるという確信が得られるまでは、東京外かく環状道路のトンネルはもちろんのこと、中央リニア大深度地下トンネルを含め、全ての大深度地下トンネルの工事を中断すべきと考える。仮に10年以上かかっても、良いではないかと思う。それが無理なら、高架橋にすれば良いのである。
東京外かく環状道路(関越~東名)とは、どのような大深度地下トンネルであるのか。この大深度地下使用認可申請に向けた平成25年9月の説明会資料 が一番分かりやすいのではと思う。ルートの縦断面図が26、27、28ページにある。縦断面図のTPmゼロは海抜であり、地表面ではない。ちなみに、 東つつじケ丘 の陥没箇所は、地表面海抜35m、支持地盤上面が22-23m、トンネル上面がマイナス9-10mである。
大深度地下とは、 支持地盤上面から更に10m以上深い地下、あるいは地表面から40m以上深い地下で、この双方の条件を満たす場合と23ページに説明がある。現在どこを掘削中かは、1基は東名立坑をスタートしてここ 、2基で掘削中でありもう1基は ここ ということであります。
ところで、何故高架道路を地下道路にしてしまったのでしょうか?上の平成25年9月の説明会資料15ページには都市計画の変更と書いてあり、16ページに域分断や排出ガス、騒音、振動の影響を抑制そして事業期間を短縮なんて書いてあるが、本当なのでしょうか?工費は、どうなのか。排出ガスなんて、地下でも地上でも関係ない。こんな説明会資料で誤魔化されたくない。きちんとした報告書をWebで公開すべきである。
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