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2024年1月 3日 (水)

1月2日羽田事故での優秀な日航機機長・乗務員

2023年1月2日、羽田のC滑走路に着陸中の日航機516便(A350)が滑走路上で海上保安庁機(Bombardier Dash-8 )と衝突して炎上した。 海上保安庁機は、搭乗していた海上保安庁の職員6人のうち、5人が死亡。 日航機は、乗客367名と乗員12名の合計379名は、負傷者14名との報道はあるが、全員が脱出できた。 

この1月3日 3時29分のNHKニュースに《516便 乗客の証言は》との題での乗客の証言がある。 「逃げろという明確なアナウンスはなかった」や「航空会社から的確な指示があったとは思わない」と言った発言もあり、実際の所は不明であるが、全員が無事脱出できたことは、嬉しいことである。

事故後の羽田空港の事故地点が撮影された写真を探すと、この産経新聞のフォトギャラリー に計16枚の写真がある。 これらの写真から日航機516便の着陸を私なりに推定すると、滑走路南端から350mの位置に着陸し、315m程走行した地点で海上保安庁機と衝突。 通信・制御系統は機能しておりジェット逆噴射で減速に入ったが、いずれにせよ危険な状態であり、火が大きくなってくると何もできなくなってしまう。 516便は衝突後約1600m走行し速度も落ちてきた所で滑走路を斜め右に入り、機体が滑走路から外れた地点で停止させた。 滑走路内に機体が残ってしまうと、事故調査や片付け復旧を含め、滑走路の再開に長期を要することを回避するための機体安全停止措置として操縦士は実施したのだと思う。

事故調査が行われ、管制官との交信や会話記録の調査・分析により原因は特定されると考える。 事故原因は交信が関係するミスと推察するが、何故ミスが発生したのかについても調査して欲しい。 そして、滑走路着陸後の日航機516便乗員の事故対応への評価についてもである。 責任追及ではなく、学ぶべき事を抽出するためである。 事故とは貴重な出来事であり、事故を生かすことが明日への進歩につながる。

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