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2024年5月31日 (金)

2人を殺害したが、死刑にはならず

次の5月27日の最高裁判所の上告棄却決定です。結果、仙台高裁判決通りの無期懲役となった。

最高裁判所第一小法廷 窃盗、道路交通法違反、殺人被告事件 棄却決定

事件については、この福島民友の記事 2024年05月30日が、参考になると思います。 2020年5月31日朝、盛藤吉高被告(54)は、福島県三春町の国道脇で清掃活動をしていた同町の橋本茂さん(当時55)と三瓶美保さん(当時52)を時速60~70キロではねて殺害し、逃げた。 被告は、殺害の2日前に出所したばかりで、刑務所に戻りたいと考え、トラックで2人ほどの歩行者に衝突させて逃げようと計画し、実行した。

こんな男にひき殺されたら、たまったものではない。 一審は裁判員裁判であり、被告には死刑判決が下された。 仙台高裁は、無期懲役とし、最高裁は上告棄却を決定し、無期懲役が確定した。

最高裁は、その動機は身勝手かつ自己中心的であり、刑事責任は誠に重いものの、死刑を選択することが真にやむを得ないとまで言えるかとして、仙台高裁の無期懲役を支持した。 上の福島民友の記事には、2人と共に「桜川をきれいにする会」で活動していた会長の影山初吉さんの、こんなひどいことをして無期懲役なのはおかしいとの無念さの訴えも書かれている。 

しかし、何が何んでも死刑という考え方が正しいのかと考えることも必要だとの思い。 人間が人間を裁く際の限界や死刑制度についても考えなくてはと思った。

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