« ボーイングのストに思う | トップページ | 政府財政の立て直しに向かっていって欲しい »

2024年10月26日 (土)

あやしい医療は避けるべし

次のニュースです。

読売 10月25日 再生医療を受けた2人が重い感染症で入院…厚労省が医療一時停止求める緊急命令、細胞加工物からは微生物

厚生労働省の発表は、次の所(pdfファイル)にあります。

再生医療等の安全性の確保等に関する法律に基づく緊急命令について

この医療法人輝鳳会のホームページはここにあり、「医療法人輝鳳会では、患者様の状況に合せた治療を実施しております」と書いてあります。 このページには、1クール(6回)264万円とか、色々書いてあります。 この輝鳳会は、NK療法(免疫細胞療法)を行っていると言っており、私なんか、そもそもNK細胞なんてよく分かりませんが、エクソーム治療であろうと思っています。

エクソーム治療に関しては、次の京都大学iPS細胞研究所の10月25日のニュースを紹介しておきます。

エクソソーム治療に関する規制整備の必要性を指摘した論文が発表されました

次の様な記述もあります。

・ 日本では特に、未だ確立された科学的エビデンスがないにもかかわらず、エクソソーム等は治療として既に提供されており、有害事象が生じても、適切な追跡ができない状況にあります。
・ 日本では科学的エビデンスが確立されていない治療であっても医師の判断で提供することができます。
・ 科学的エビデンスの確立されていない治療が患者さんに高額で提供されている問題について研究を深め、一般の方々にもこの問題を正しく理解していただけるよう、研究活動と情報発信に努めたいと考えています。

 

|

« ボーイングのストに思う | トップページ | 政府財政の立て直しに向かっていって欲しい »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ボーイングのストに思う | トップページ | 政府財政の立て直しに向かっていって欲しい »