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2026年6月 9日 (火)

ナフサの状況を通関統計から見る

4月の貿易統計を分析し、

・ 原油輸入について(このページ )そして

・ LNG輸入について(このページ )見てきた。

今回は、ナフサについて検討を行う。

1)2025年1月から2026年4月までのナフサ輸入量

ナフサは国内総需要量の60%以上が輸入依存である。 もっとも、40%弱の国産ナフサも大部分が輸入した原油を精製して生産しているのであるから、そもそも輸入なしには考えられない中間石油化学製品である。 ナフサについても、原油とLNG同様に2025年1月から2026年4月までの16月間の輸入量をチャートにした。

Naphtha20264a

やはり原油、LNG同様に4月の輸入量は減少している。 2025年1月-12月の月間平均輸入量は1,700千トンであったが、2026年4月は1,040千トンであり、61%に落ち込んでいる。 原油が39%への落ち込みであるので、40%の供給源である国産ナフサは全体の16%に減少し、60%の供給源である輸入ナフサが61%相当の36%になれば、国産と輸入を合計しても通常年の52%しか供給されない。

供給量が半減するというのは、大変な事態である。 

2)輸入ナフサの価格

同様に、2025年1月から2026年4月までの16月間の輸入価格の推移をチャートに書いた。

Naphtha20264b

2026年4月は価格上昇が大きいことから、2025年11月から2026年4月までの6月間の価格の動きを次のチャートに書いた。Naphtha20264c

輸入価格も平均(加重平均)で2025年1月-12月が65.1円/Lであったのが2026年4月は92.7円/Lとなり42%アップです。 

政権幹部の人たちは、目詰まりを起こしているだけで、供給は早い時期に改善すると言う。 大東亜戦争から何も学ばない人達であります。 統計は嘘をつかない。

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